メーカーの製造現場でエンジニアとして働くとは?学生時代との違いと心がけること!

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こんにちは八島大騎です。

今回はメーカーの製造現場でエンジニアとして働くことについて、30年間材料メーカーでエンジニアとして勤めてきた私の経験から得たことをお伝えいたします。

この記事はメーカーの製造現場でエンジニアとして働くうえで、どういうことに気を付ければ良いか悩んでいる人に解決のヒントを与えることが出来れば嬉しく思います。

〈目次〉

  1. メーカーの製造現場ってどんなところ?学生時代との“違い”は?
  2. その“違い”がなぜあるのか?
  3. メーカーの製造現場で働くうえで心がけること。

1. メーカーの製造現場ってどんなところ?学生時代との違いは?

企業に就職して配属先が決まり、製造現場へ初めて行ったとき、どこの現場でも必ず目にするのが、安全第一の表示と安全に関する注意喚起の表示と無災害継続日数または時間の表示です。

そうです製造現場とは、危険が伴う場所なのです。

メーカーの製造現場と学生時代との感覚で最も異なるのは“安全に対する意識”です。

学生時代、理科系の学生で試験片等の“モノ”を使用した実験を行なう学部、学科の場合、指導教官から“この実験の作業の中にこういう危険があるから、注意して作業を行なうように”とは、あまり言われなかったのではないでしょうか?私も学生時代、X線を使用する実験があったのですが“鉛の板でできた遮蔽版をこことここの位置において実験するように”と、技官の方から指導を受けましたが、遮蔽板をこの位置に置く理由や過去の事故例、安全管理状況等の説明を受けた記憶はありません。

企業、特に歴史のあるメーカーの場合、安全に関しては徹底しています。

製造現場の朝礼や引継ぎミーティング等に出てみれば、いやでも経験することになりますが、業務の引継ぎ以外に、当日行なう作業内容や想定される危険の洗い出しや保護具の確認、指差呼称の訓練や安全唱和、場合によっては危険予知訓練というものまで行ないます。

2. その“違い”がなぜあるのか?

学生時代と異なりメーカーの製造現場で、なぜそこまで“安全”に配慮するのか?主に2つの理由が考えられます。

  • 人材を最も貴重な経営資源と考えているということ。
  • 安全を軽視するような製造現場では、持続可能な社会形成に貢献できない。

まず①人材を最も貴重な経営資源と考えているということについて、人間は教育をし、仕事を通して経験を得ることにより成長します。経営資源として、人、モノ(設備)、金(資本)、情報という要素がよくあげられますが、人だけが大きく成長する可能性があります。よく“企業は人なり”と言いますが、事故によって将来大きく成長し事業を発展させる人材を失うことのないようにしたいと考えているということです。

次に②安全を軽視するような製造現場では、持続可能な社会形成に貢献できないということについて、最近では世界的なSDGs(持続可能な開発目標、2015年国連サミットで採択)の気運の高まりにより、持続可能な社会形成という言葉をよく目にするので、このような表現としています。簡単に言ってしまえば、事故が頻繁に起こるような製造現場では安心して働けないということ、情報伝達の早い現代では、事故の発生は企業イメージの低下から経営が不安定になり、雇用を維持できなくなり、社会不安につながるということです。

もし製造現場で事故が起こった場合、これは本当に大変です。私の同期入社の人間が、実験中に3針ほど縫うケガをした際、当該部署の管理職や指導員とケガした本人は工場の安全担当に呼び出され、事故の起こった経緯、要因分析、再発防止等 徹底的に対策を行なっていました。事故発生から1か月くらい、それに関わっていたと思います。

死亡事故が発生した場合など、行政やマスコミ等も絡んでくるため、収束までにもっと長期間を要することもあります。

3. メーカーの製造現場で働くうえで心がけること

“モノ”づくりを行なう製造現場では、学生時代と異なり“安全に対する意識”が必要です。

私が新入社員であった30年くらい前では、就業中に起こった事故やケガについて報告義務がありました。現在では、プライベートで起こった交通事故(例えば自損事故)等でも報告するようにと言われており、時を経るにつれて厳しくなってきています。この傾向については、今後も継続することが予想されるので“安全に対する意識”を忘れずに業務に取り組んでください!!

〇まとめ

今回は、メーカーの製造現場でエンジニアとして働くことについて、学生時代との違いを論点として私の経験から得たことを述べてきました。ポイントは

  1. メーカーの製造現場は、危険が伴う場所である。学生時代との違いは“安全に対する意識”。
  2. メーカーが安全に配慮するのは、最も重要な経営資源である人材を失わないためと持続可能な社会の実現のため。
  3. “安全に対する意識”はますます重要視される傾向にある。

ぜひ安全意識の高いエンジニアとして活躍してください!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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